美しい肌は、単に化粧品だけでのスキンケアからではなく、食事、生活習慣、日光からの保護、遺伝子的な要因も関係しています。ビューティ・エキスパートで「ヘルシービューティ」の著者レサ・ハダディは「アジア人の健康の秘密」という本の中で、「中国人の肌の美しさは食事が重要なポイントとなっています。伝統的な食事は、スパイシーや油分があまり多くなく、そのような食事が体の中から外へと良い影響を及ぼし、美しい肌を手に入れています。」と書いております。油物(特に酸化した脂肪)と甘い物が肌のトラブルへと導きます。これらの食べ物は、体を酸化させたり、炎症を起こさせたり、循環機能の働きを悪くさせるからです。
肌を美しくするためには、体を酸性からアルカリ性にする事です。(お肌は弱酸性ですので、アルカリ性の物はお肌に塗らないように注意して下さい!)一般的には、沢山の野菜とフルーツ(特にベリー類、チェリー、スイカ、バナナがお勧めです)を食べ、水を多く飲むのが一番簡単な方法です。体の中のキレイさがお肌の美しさと大きく関係してきます。
美肌のタメの食生活!
有名な皮膚科医コラス・ペリコン医学博士は、「シワ治療」という本の中で、肌のトラブルを防ぐために食事を気をつける事が何よりも重要と言っています。細胞にダメージをあたえ、炎症を促進させるフリーラジカルは食生活を改善する事で発生が少なくなり、それによって肌が炎症を起こすなどのトラブルを抑えるとの事です。博士が勧める食事療法は簡単です。
1 タンパク質を摂取する
タンパク質は消化されると細胞を生成するのに必要なアミノ酸になります。「毎日、タンパク質を摂取しなければ、肌が老化する。」と博士はタンパク質を毎食、摂取することを進めています。複合アミノ酸のサプリメントも良いです。
アミノ・ディ
2 必須脂肪酸を摂取する
「ファット・フリー」ダイエットを避け、オメガ3、オメガ6の必須脂肪酸を摂取しましょう。オメガ3.6はアボガド、サーモン、アマニ油などに多く含まれています。必須脂肪酸は細胞膜を生成し、フリーラジカルによるダメージを抑えます。油だからと言って、避けていると肌が乾燥したり、くすんだりしてしまいます。またお肌の問題だけではなく、免疫システムが十分に働かず、うつ病になってしまうなどの問題も引き起こす可能性があります。ダイエット中の女性も、油を毛嫌いしてはいられませんね。
ウルトラ・オメガ3.6.9
3 糖分を摂取しない
「糖分」というと「太る」というイメージがありますが、実はそれだけではなく、細胞の炎症を引き起こし、成人病として恐れられている心臓病、糖尿病、アルツハイマーの原因になるとも言われております。「糖がコラーゲンに結びつくとシワができる。実際に肌の老化の50%が糖によるものだ。」と博士は言います。ダイエッターだけでなく、「糖分は控えめに」が良いみたいです。
スリム・スイート(天然のカロリー0の糖分)
4 良質の炭水化物を摂取する
新鮮な果物、野菜などで、あまり糖分を含まない炭水化物を食べましょう。(炭水化物は糖分に胃変わりますが、大事なエネルギー源です)
健康な肌のための必須栄養素!
健康なお肌を維持する為には「何といってもしっかりと脂肪酸を摂取することだ。」と「ファットフラッシュプラン」の著者で栄養学者のアン・ルイス・ジットルマン博士は言っています。彼女が勧めるマルチビタミンはヨウ素、銅が含まれていなく、肌と髪には欠かすことの出来ない、ビタミンB群が最低でも50mg含有するものです。(銅はお肌に必要ですが、亜鉛と一緒に摂取をしないと肌のトラブルを招きます。)下記がジットルマン博士お勧めする主要な栄養素です。
・ガンマ・リノール酸(GLA)
月見草オイル、ボラージオイルのサプリメントに含まれます。炎症を抑える働きがあり、肌の保湿にも優れ、体内・皮膚からも吸収されてお肌に良い作用をします。1日200mg〜400mgのGLA摂取が適量。
月見草オイル
・亜鉛
ニキビには最適の成分。ビタミンAと併用する事により、さらに効果が増します。健康な肌をつくります。またコラーゲンの生成をサポートしますので、また銅の過剰摂取による肌荒れにも効果があります。(実はピルや医薬品のエストロゲンの中にも銅は含まれています!)過度の銅の摂取は、ビタミンCを減少させるために毛細血管を切れさせてしまい、結果として肌の赤みをひきおこしますのでご注意ください。1日25mg〜50mgが適量。
・ビタミンB6
脂肪の代謝を助け、オイルのバランスをコントロールするので、オイリーな肌に役立ちます。1日50mg〜150mgが適量。
・ビタミンC
やっぱりビタミンC!コラーゲンを生成し、体内の循環機能を助けます。老化を引き起こすフリーラジカルに対しても効果があり、また肌の赤みやニキビ予防をします。1日1000mg〜3000mgが適量。
・シリカとMSM
肌の真皮(表皮の真下の層)のコラーゲンを増加させます。シリカは1日1mg〜25mgが適量。MSMは500mg〜1500mgが適量。
MSM (サプリ)
MSM(クリーム)
次号では、フレッシュ・フェイスパート2「お肌のトラブル別解決方法」をご紹介いたします。お楽しみに!
■「アミノ・ディ」
■「ウルトラ・オメガ3.6.9」
■「スリム・スイート(天然のカロリー0の糖分)」
■「月見草オイル(ガンマ・リノレン酸)」
■「亜鉛」
■「ビタミンB6」
■「ビタミンC」
■「MSM (サプリ)」
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