お酒は百薬の長、でもタバコは百害あって1利無しと言いますね。アメリカでは毎年40万人以上の人が、喫煙に起因する何らかの原因で命を落としているといわれております。
何よりも問題なのは生命の危機にさらす前に、私達の老化を促進させたり、不調の原因となってしまいます。動悸息切れ、肌の老化、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などの要因となる循環器系へのダメージ等、数をあげたらキリがありません。
タバコは体に悪いのは分かるけれども、今吸っているこの1本と、実害というのは、イメージとして結びつかないのも事実ではないでしょうか?
面白い検査結果があります。タバコを止めた後12時間後には、体は変化を始めます。まず血液中の一酸化炭素濃度が下がり、酸素が増え、十分な酸素が細胞に供給できるようになります。また数週間で、器官系統においてダメージをうけていた、神経がイキイキとしてきます。そして数ヵ月後には免疫力もあがり、その後汚れていた肺もキレイになり、体力も持続するようになります。2年を経過したところでは、心筋梗塞と脳卒中をおこす可能性もかなり低くなります。
ガン患者のうち、何らかの形で喫煙が関係している割合は、ナント全体のうち9割を占めるといわれております。タバコに含まれている有害物質は、直接臓器やDNAに損傷を与えて、細胞を老化させたり、遺伝子の突然変異をひきおこし、ガンを誘発します。そしてガンを退治する免疫系のシステムすらも弱めてしまいますので、体内で発症したガンを自分の力で抑える事も出来なくなってしまいます。デンマークにおける調査では、長期に渡りタバコを吸っていた女性の乳がんの発生率は、タバコを吸わない女性に対して60%も高いという事がわかりました。
タバコは間接的に、様々な部位のガンを誘発するのがわかりました。それでは、直接に煙のダメージを受ける肺はどうでしょう?肺を構成する肺胞が損傷を受けると、肺気腫を引き起こす可能性が高くなります。アメリカでは毎年200万人以上の人が肺気腫で亡くなっています。禁煙運動が盛んなアメリカにおいて200万という数字は、決して少ない数ではないです。
また免疫力も低下させますので呼吸系の病気にも罹患しやすく、また目の病気の黄斑変性にも、非喫煙者の2.5倍の比率で発病しています。糖尿病も発病しやすい、心臓疾患、動脈硬化を引き起こしやすい・・・お金を払って、不健康を買っているような物ではないでしょうか??
「禁煙は簡単だ。だって何回もしているから」などと冗談でい言う人もいるように、何回も禁煙にトライしている人は多いのではないでしょうか?肉体的にも精神的にもタバコは依存性を持っておりますので、一回で止めるというのは、かなり意志の強い人でも難しいですね。タバコは脳内の快感をもたらす神経伝達物質のドーパミンを生成しますので、喫煙している人は非喫煙者に比べて、脳内のドーパミンレベルが高くなっています。体がドーパミンを求めて、止めたはずのタバコに手がのびてしまうのです。ではどうすればタバコを止められるでしょうか?まず小さな習慣から変えてみましょう。ジムに通って運動量を増やしたり、また食事をする場合などでも禁煙席に座ってみるなど、禁煙を強いられる環境に身を置く事です。ライター・灰皿、タバコ関係の物は全部処分します。また一人だと難しいと感じる場合は、禁煙プログラムのある診療所に通うなどしてみて下さい。「でも、タバコを止めると太るのでは?」と気になさっている女性の方。喫煙のリスクは、体重増加よりも重大ですし、禁煙による体重増加は一時的な物にしかすぎないとの事です。口寂しくなったら、シュガーレスガム、キャンディ、野菜等を食べていれば、そんなに体重増加を怖がる必要もありません。私達は化学合成物質、公害などの良くない環境の中で生活しています。せめて喫煙は止めて、体をいたわり健康的に若々しく生活しましょう!
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