発生する場所が場所なだけに、あまり話題には登らない「痔」ですが、全人口の50〜75%の人が、痔を患っている程、メジャーな病気なのです。
自覚症状が無いのですが、実際は痔にかかっている人も多いのです。
痔を煩うのは人間だけなのですが、その理由はやはり食事、生活習慣、ス
トレスによる便秘・下痢などの環境的な要因にあるといわれております。
痔の種類は主に3つあります。一番多いのが痔核(イボ痔)です。この原
因は手足に出来る静脈瘤と同じなのです。肛門の周りにはたくさんの細い
静脈が網の目のようにあります。そしてその静脈の中には弁がなく、うっ
血しやすい状態です。便秘・下痢・妊娠・出産・刺激物の飲食・長時間の
立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢により、静脈や細い繊維組織に負担を
かけると、静脈が膨らんでコブ状になり、これがイボ痔の形成をします。
肛門の中に出来る内痔核と肛門の外に出来る外痔核があり、特徴として痛
みは余りなく、早期段階では薬で治療する事が出来ます。
次に裂肛(キレ痔)は、いわゆる肛門が切れる痔です。便秘症の女性に多
いといわれるこの痔は、固い便が出てきて肛門の皮を傷つけてしまう事が
原因です。治りかけている所で、また固い便が出てきて傷つけ、そのうち
にトイレを我慢し、さらに便秘症を悪化されるという厄介なクセを引き起
こしてしまいます。また何度も傷をつけていくうちに、肛門に柔軟性がな
くなり、肛門狭窄になってしまいます。この痔の予防には、とにもかくに
も便秘にならないという事です。
3番目は痔瘻(穴痔)といわれる痔です。肛門腺窩という肛門と直腸の境
目の窪み部分に便がたまるなどして細菌・ウイルスが進入、化膿し、穴が
あいてしまいます。
激しい痛みと発熱の症状があり、また血と膿が混じって出てきて下着を汚
す事もあります。下痢気味の男性に多いタイプの痔で、放っておくと肛門
ガンになる恐れがあります。普段からウイルスに対抗できる免疫力をつけ
ておくとともに、とにかく早めにお医者様に診断してもらって下さい。
<<痔を予防するためには>>
◆おしりを冷やさないように!
肛門の血流障害が痔の原因といわれています。これからの季節もシャ
ワーだけではなく、湯船にもキッチリとつかって下さい。またお風呂
は肛門周りも清潔にしますので、痔の予防には最適です。お風呂の温
度は37度〜40度がお勧めです。
◆便秘にならないように!
便秘の時にいきむと、イボ痔、キレ痔の原因となります。食物繊維と
水分をたくさん摂取するように心がけて下さい。
◆下痢にならないように!
お腹はゆるすぎても良くありません。下痢も肛門に負担がかかる上に、
液状になっているので、細菌が粘膜に入り痔ろうの原因となります。
善玉菌でお腹を整えてください!
◆体をうごかしましょう!
長時間立ちっぱなし、座りっぱなしなど同じ姿勢でいると、血流が悪
くなり、その結果肛門のまわりの血管もうっ血して痔になりやすくな
ります。
◆刺激物は少なめに!
スパイシーな香辛料・食べ物は、便に混じって肛門を刺激しますので、
痔の症状を悪化させます。またアルコールも痔からの出血を多くしま
すので、なるべく避けた方がよいでしょう。
痔の方を「痔主さん」とからかったりしますが、想像以上にメジャーで、
また症状が重くならないと気がつかないケースも多いようです。痔の原因
を探ってみますと、野菜無し、運動無し、ストレス性の下痢等、立派な現代病ですね。オフィスでは座りっぱなしではなく、給湯室などに行き、立
ったままストレッチをしてみたり、エレベータではなく階段を使ったりし
て、体を動かすようにして下さい。
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