歯の病気イコール虫歯と考えがちなのですが、実は歯を失う原因は、歯グキの病気が多いのです。歯が無くなる原因のNO.1は歯周病というデータもあります。そしてナンド日本人の約7割が歯周病に罹っており、国民病とも呼べるような病気なのです。この歯周病、やっかいな事に自覚症状が無く、気が付いた時は歯を失う事になっているという恐ろしい病気ですが、でも諦めないで下さい。歯周病の前段階の歯肉炎は、しっかりとケアをすれば自分で直す事が出来ます。
まず栄養素としては、バイオフラボノイド入りのビタミンCを多めに摂取して下さい。歯グキの痛み、腫れ、出血はビタミンC不足の表れなのです。症状がヒドイ時は、一日6000mgの、タイムリリース型のビタミンCを、3回に分けて1回2000mgずつ摂取するのをお勧めします。また、アブラム・ホッファー医学博士は、その著”Orthomolecular Medicine for Physicians”にて、ナイアシンを2週間、毎食後に摂取した所、歯グキの止血には効果があったという事例を紹介しております。
補酵素Q-10も非常に効果があります。歯肉炎を起している歯グキには補酵素Q-10が不足しています。二重盲目実験によりますと、補酵素Q-10は、歯周ポケットの進行を止め、また歯肉炎での腫れた歯グキの炎症を抑える作用があります。1日100mg〜200mgの摂取をお勧めします。また歯グキの角質増加の場合には、ビタミンAと亜鉛が良いでしょう。
<<歯周病チェック!!>>
・歯に隙間がありませんか?
・歯グキが赤く腫れていませんか?
・歯グキから出血はありませんか?
・歯に汚れがたまっていませんか?
・口臭が気になりませんか?
・歯がグラグラしていませんか?
・口の中がネバネバしていることはありませんか?
上記が歯周病のチェック項目です。もし当てはまる項目があったら、要注意です。歯医者さんに早めに行って、治療してもらう事と、自宅ではしっかりと歯を磨きお口の中を清潔にしておきましょう。歯グキの血行も良くすることも、栄養素が歯グキに行き渡らせるのには、大事ですので、夏場もちゃんと湯船につかって血行を良くするように心がけて下さい。またタバコは良くありません。歯をヤニで汚し、血液の循環を悪くする、免疫力を下げるなどの作用により、歯周病に罹りやすくなる上に、進行も早め、治療しても直りにくいなど、歯周病を治し難い環境を作り出してしまいます。
■「フラボノイド入りビタミンC」
■「ナイアシンアミド」
■「ビタミンA(ベータ・カロチン)」
■「亜鉛」
■「コエンザイムQ10(CoQ10)」
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