葉酸はビタミンB群に属する水溶性のビタミンです。1946年にホウレン草の葉から抽出されたというのが“葉酸”名前の由来で、ビタミンの中では最後に発見されたものの一つの成分です。葉酸は、DNAの合成をサポートする、細胞の成長を促す、そして奇形児が生まれるのを防ぐ、などの素晴らしい作用があります。
出産可能な年齢の女性は1日400mcgを、妊娠中の女性は1日800mcgの葉酸の摂取をすすめております。妊娠に気付くまでの初期妊娠期に葉酸が不足すると、神経管欠損(NTD)の赤ちゃんが生まれる可能性が高いというデータがあります。また新生児の口唇裂、唇蓋破裂、心臓血管不全、神経発達障害等も妊娠時の葉酸不足に関係するという事も分かっています。昨年末オーストラリアの研究者は、妊娠時に葉酸のサプリメントを摂取するかしないかが、小児性白血病にも大きく関係しているという事を発表いたしました。
それだけではありません。葉酸が不足すると流産の可能性も高くなる事がわかっております。とにもかくにも健康な妊娠と赤ちゃんの為には葉酸はとても重要なのです。
葉酸は濃いグリーンの葉の色をした植物、ブロッコリ、ビール酵母などに多く含まれています。安全性も高く、過剰摂取しても体への有毒性は心配しなくても良いのですが、ビタミンB-12欠乏症を気付くのが遅れてしまう場合があり、また不要な分は体外に排出されてしまいますので、必要以上に摂取する必要はありません。(大人1日400mcg、妊娠時1日800mcg)
葉酸は赤ちゃん、妊婦さん、女性の方だけにではなく、全ての人にも大事な役割をする成分です。心臓病等をひきおこす原因となるホモシステイン値を下げる事により心臓を守る、大腸ガン、乳ガン、憂鬱感、そしてアルツハイマーの予防にも効果があると言われている成分でもあるのです!単体のサプリメントで摂取しても良いですし、マルチビタミンを選ぶ時は、葉酸が400mcg以上含まれている物を購入するのをお勧めいたします。
■「スーパー葉酸(メタフォリン)」
■「ビタミンB100コンプレックス」
■「アライブ!(ナチュラルマルチビタミン)」
■「ビタ・マム(ママ用マルチビタミン」
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