不飽和脂肪酸のオメガ3系の油は、体に良いということは、皆さまもうご周知の事。心臓血管の強化、ADHD(注意欠陥多動性障害)、落込み、更年期障害、免疫機能障害、ガン予防等など、その恩恵は、10本の指でも数え切れないほどです。
特に魚の油由来のDHA(ドコサヘキサエン酸)の働きは、素晴らしいものがあります。妊娠期間中そして成長期に、適量のDHAを摂る事は必須です。健康な心臓の為には欠かせないDHAは、実は脳や中枢神経系統にも非常に大事な成分です。
DHAが足りなくなると、集中力、学習能力、記憶力、知覚機能が衰えて来て、またイライラしたりして攻撃っぽい性格になります。落ち着きのない子供達を調べた所、血中のDHAが不足しており、またそれが学習障害にも関係があるという実験結果があります。
もう1つの実験としまして、年を取った方にDHAを投与した所、記憶・認識力が衰えるのを防ぐ作用があったという結果もあります。50歳以上の方は、是非摂取すべきだと述べる専門家は多いようです。またアルツハイマー患者100名中60名に、オメガ3系不飽和脂肪酸、オメガ6系不飽和脂肪酸を1対4の割合4週間投与した結果、@長期・短気の記憶力の改善、A気分の落ち着き、B協力的、C整理整頓などの点において、投与しない40名に比較して、改善がみられたとの報告もあります。
年を取った方ばかりではありません。胎児や乳幼児の脳の発育にも非常に必要な成分です。脳を形成する物質は脂質です。体全体の脂肪酸の50%は、DHAとして網膜、副腎、脳内に存在します。DHAを摂取していない方は、自分自身の健康の為にも、また女性の方はお子様の健康の為にも、
摂取をして下さい。DHAが細胞に吸収されるまでには時間がかかりますので、なるべく早い時期に摂り始めるのをお勧めします。お腹の赤ちゃんは胎盤を通して、乳幼児は母乳を通して、DHAを体内に取り込みますので、お母さんはDHAが欠乏していては、赤ちゃんにも十分な量が行き渡りません。DHAは、脳や神経伝達系統の発達を促進するだけではなく、免疫炎症反応・攻撃的な行動、気分の落込み、ADHD、認識力・記憶力の低下などを防ぐ作用もあります。
そして勿論、中高年の方にも大事です。動脈をキレイに保つ、血中コレステロール値のコントロール、血圧を下げる、心臓血管の病気予防、不整脈の改善、心臓発作の予防など等、生活習慣病と言われ、重大な病気に至る症状を防ぐためにも、大きな役割をします。
DHAなどのオメガ3系の油は、オメガ6系の油(GLA-ガンマ・リノレイン酸)と一緒に摂取すると、バランスがよくより効果があると言われております。
この素晴らしい油を、まだ摂取していない方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
■「フィソール(魚の油DHA――オメガ3系不飽和脂肪酸)」
■「ウルトラ・オメガ
3・6・9(EPA・DHA体に良い油ミックス)」
|