忙しい現代社会で生活している人たちなら、誰でも「疲れた!だるい」と感じた事があるでしょう。でも通常の疲労なら、たっぷりと休息をすれば取れますが、長期間に渡って、つい良い肉体的・精神的ストレスを受け続けているうちに、体内の免疫・神経・内分泌系に異変が起き、「慢性疲労症候群」と呼ばれる症状を発する事があります。
「慢性疲労症候群」が起こるメカニズムは、研究が進み大分解明されて来ています。ストレスからの物と、ウイルスからの物の2種類の原因があります。
ストレスなどで体の免疫システムが低下していると、ウイルスに感染します。そうしますと、ウイルスを退治しようとして免疫物質が産出されます。それが細胞の機能異常を引き起こし、強い疲労感を感じさせます。普通はウイルスが退治されて体が健康な状態に戻ると、その疲労感も無くなるのですが、慢性疲労症候群の場合は、その症状が継続します。
ストレスが無く生活している人は、全くといっていませんね。誰でもストレス当たり前の世の中ですが、長期に渡って強いストレスを感じますと、免疫・神経システムに異常が出てきます。ストレスを感じると、ストレスホルモンといわれるコルチゾール等が分泌されるように、内分泌系の異常を引き起こします。慢性疲労症候群だけではなく、フリーラジカルを発生させて老化を早めてしまったり、ホルモンバランスを崩したりもします。慢性疲労症候群の患者さんを調べた所、視床下部・下垂体・副腎などに異常が見られたとの結果があります。これが慢性的な疲労感を継続させると言われております。
またその諸症状は、脳内物質の代謝異常にも関係があると言われております。患者さんの脳を検査ところ、神経伝達物質の合成にかかわる物質「アセチルカルニチン」減少していることがわかりました。強いストレスにより、代謝異常を引き起こしたという事が考えられます。そして脳内のアセチルカルニチンの量は、自律神経の調節、集中力に関係する場所で少なくなっています。
でも同じ会社の同じ部署で働いていたり、同様の生活を送っていても、慢性疲労症候群にかかる人とかからない人がいる事も確かです。免疫系統の遺伝的な要素、体質的なものもありますが、「性格」というのも大きく関係して来ています。完璧主義の人は、細かい事まで気になり、気を配り続け、またいい加減な事を嫌いますので、のんびりした人よりもストレスを感じる事は多いでしょう。競争社会において、あまりのんびりした事は言ってはいられませんが、あまり細かい物事にこだわり過ぎずに、OFFの感覚を持って、前向きに生活していきましょう!また定期的な軽い運動も効果的です。患者さんに試してもらった所、ほぼ100%の患者さんで、ウイルスを退治するNK細胞の活動を活発にしました。体を壊しては、せっかく築きあげた事物も、台無しにしてしまいますから、少しリラックスして体と神経を休めてあげて下さいね。
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■「ビタミンB-12」
■「タイマス」
■「マグネシウム」
■「エゾウコギ(シベリア人参)」
■「アセチルLカルニチン」
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