「エストロゲン・ブロッカー(エストロゲン遮断物)」という言葉を、
聞いたことがありますか?これは体内のエストロゲンが強すぎたりした
場合、調整する作用のある成分なのです。そしてそれは、ファイトエス
トロゲンと呼ばれる、植物エストロゲンの中に含まれています。
エストロゲンは女性ホルモンです。女性らしさには欠かせないホルモン
ですが、これが強すぎると、女性、男性両者とも、あまり望ましくない
のです。女性ホルモンだから男性の方には関係無いかと思われますが、
実は大いに関係のあるのです。女性・男性の両性とも男性ホルモンのテ
ストステロン、女性ホルモンのエストロゲンの両方を体内で生産してお
ります。勿論、男性はテストステロンを、女性の場合はエストロゲンを
多く作りだしています。そしてホルモンバランスを適性に保っている事
が、両性にとって、健康な精神・肉体にはとても重要な事なのです。
男性ホルモンのテストステロンは、ある酵素よって女性ホルモンの一種
であるエストラジオールに変換されます。これがホルモンに関係のある
ガン、例えば男性の場合ですと前立腺ガンなどの原因になる事が多くあ
ります。年齢とともにこの酵素が増え、それが原因でホルモンに関係す
るガンの発生率が高くなり、また皮肉な事に筋肉を丈夫にさせるテスト
ステロンが、肝心の筋肉中で少なくなります。男性らしい強さを維持す
る為に、男性ホルモンの前駆体であります、アンドロステンジオンを処
方箋薬やサプリメントで摂取する中高年の方も多くいらっしゃいます。
でも実は、女性ホルモンをも気付かないうちに体内で増やしているので
す。(あのホームラン王のマーク・マクガイヤー選手がブラジャーをつ
けている、風刺マンガがアメリカで出回っていましたが、まさにそれで
す!)
筋肉増強の為、たくましい男性らしさを得ようとしてアンドロステンジオ
ンを摂取すると、体内で女性ホルモンを多く増やしてしまい、それがガン
を発生させる恐れがあるのです。現在アメリカ国内でも、アンドロステン
ジオンの摂取が非常に大きな問題になって来ております。
それでは、「体内のエストロゲンバランスを調整する、エストロゲン・ブロッカーを摂取しながら、アンドロステンジオンを摂取したら、女性ホル
モンが体内で過剰に産出する事が抑えられるのかな?」とお考えになる方
もいらっしゃるでしょう。しかしながらその研究はまだ全く行われていな
く、効果・副作用などは全くの未知数です。栄養学で著名なアール・ミン
デル博士なども勧めておりません。とにもかくにも、あまり簡単にアンド
ロステンジオンは摂取しない事をお勧めいたします。
さて女性にとってエストロゲン・ブロッカーは、どの様な作用をするので
しょうか?やはりエストロゲンが強すぎる事によって発生するおそれのあ
る、乳ガンなどを抑えると言われております。また閉経後の女性はエスト
ロゲンが産出されないために、更年期障害が起こりますが、エストロゲン・
ブロッカー=植物エストロゲンが、天然のエストロゲンの作用をしますの
で、骨粗鬆症などの、閉経後の女性特有の症状を和らげる作用があります。
故に女性・男性にとっても体内の女性ホルモンのバランスを調整する事は、
ガンの発生の予防になったり、精神・肉体的な健康にも非常に役に立つの
です。
■「DIMプラス」
■「イプリフラボン」
■「ファイト・エストロゲン」
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