胃腸薬のＴＶコマーシャルは本当に多いですね。日本だけではなくアメリカでも同様です。多くのアメリカ人は胃のハリ、下痢、便秘、胸焼けに悩まされており、何と年間で80億ドルもの大金が制酸剤の購入代金に費やされているのです。しかしながら、長期間に渡って制酸剤を服用を続けると、食物からの栄養素を吸収出来なくなってしまう等の副作用があります。制酸剤を服用する事は、確かにお手軽に胃の不快感は解消出来るのですが、根本的な解決策にはなっていないのです。故に胃腸の不調は繰り返され、その度に服用をするという悪い習慣になってしまいます。しかしながら、常用性もなくまた消化機能も衰えさせずに解決させる方法があるのです。それは善玉菌と消化酵素のサプリメントです。
胃腸の不調は、プロバイオティクスと呼ばれる善玉菌の不足に原因がある事が多いのです。プロバイオティクスは腸管を健康な状態に保ち、そしてまた病原菌、イースト菌感染（カンジダ）、寄生虫等の様々な外敵が体内に侵入する事を防御します。善玉菌が体内で不足すると、サルモネラ菌、赤痢菌、大腸菌等の有害なバクテリアによる食中毒にもかかりやすくなります。
健康な状態の消化器官には、なんと４００種類以上の善玉菌がいるのです。（ヨーグルトやヨーグルトキノコに多く含まれている、ビフィズス菌、アシドフィルス菌などが有名ですね。）この善玉菌が体内にて減少する原因は、抗生物質の使用、病気、アンバランスな食事、ストレスなどがあります。抗生物質は悪いウイルス、病原菌を殺す作用もあるのですが、善玉菌の様な良い菌も殺してしまうのです。その結果、ますます感染症にかかりやすくなってしまいます。（風邪をひいて抗生物質をお医者様にもらって服用したら、水虫が悪くなってしまった、などという経験がある方は、まさにその現象です。）
また消化酵素のサプリメントも、健康な消化器官の確立にはとても役に立ちます。そして善玉菌と一緒に作用すると、パーフェクトと言っても良い程の健康を手に入れる事が出来る、といっても過言ではないでしょう。
消化酵素は、脂肪、炭水化物、タンパク質の分解を早めるなど、食物の消化を助けます。消化酵素は食べ物に含まれております。でも残念な事に、加熱調理、加工食品などの中の酵素は既に破壊されておりますので、そのような食事を食べても、酵素が殆ど摂取出来ないのです。体内でも酵素は生成されておりますが、年齢とともに生成する力は衰えてきます。その結果、胸焼けがする、胃腸にガスが溜まりやすくなる、下痢や便秘になりやすいなどの症状が出てきます。
消化酵素、善玉菌はサプリメントでも簡単に摂取出来るのですが、やはり大事なのは食事です。水をたくさん飲み、食物繊維を豊富に含んだ食事、全粒粉、フルーツ、野菜、オメガ３系の油（魚の油など）をバランス良く食べるようにして下さい。そして腸内で悪玉菌のエサになる、白砂糖、単炭水化物などはあまり食べないようにしましょう。
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