マカは面白い事に、人参科の植物でないのに、ペルー人参(ペルー・ジンセン)とも呼ばれています。あまり食卓では馴染みがなくイメージが湧きにくいのですが、ブロッコリ、カリフラワー、キャベツ、眼キャベツ等の仲間でアブラナ科に属する植物です。
マカは女性にも男性にも滋養強壮、特に性的なヴァイタリティーを高める作用があり、ペルーの人達は、2000年以上もマカの恩恵を授かって来ました。そして最近近代科学により、その素晴らしい働きが着目され、研究されて来ております。
日本において「インカ帝国ペルーのパワー」などと形容詞がついている通り、マカは空気が薄く、標高も高く、厳しい気候のペルーの高地にて生息します。その劣悪な環境の土地にもペルーの人達、動物も住んでおりますが、不思議な事に高山病などの病気にあまりかからなく、不妊・流産の数も少ないのです。何故でしょうか?その原因は、マカをタップリと食べる食生活にあると考えられます。ベイクド・ポテトならぬベイクド・マカ、ミルクに入れてマカ粥、そしてお湯にいれてホット・マカ・ドリンクなど、マカをふんだんに使ったレシピがあります。ではマカの何がそんなに優れているのでしょうか?マカはアミノ酸、そして鉄、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。またホルモンを構成する基礎となるステロール、そして天然の媚薬(びやく)と称されている、”aromanic isothiocyanates”も含んでいます。ペルーの人々にとってマカは何世紀にも渡り、エネルギー増強、性的機能のアップ、リューマチ関節炎の症状の緩和、さらには記憶力低下を防止する目的など、食べ物を越えて万能薬的な使われ方をされて来ました。実際、ペルーにおいては医師が、閉経後・月経中の様々な不快な症状を訴える女性に対して、マカを処方しております。でも女性の不快な症状を改善するマカが、スタミナをアップさせる働きもあるとは面白い事ですね。
では、天然の媚薬(びやく)としての作用はどうでしょうか?1960年代にペルーの研究者が動物実験をした所、出産率が上がったとのデータを残しております。そして2000年4月に発行された、とある秘尿器の専門誌には、ラットの実験によるとマカはED(勃起障害)と性欲を向上させるのに効果があったと発表されております。そして男性ホルモンのテストステロンを与えたラットよりも、マカを与えたラットの方がより効果があったとの事です。
確かに、人間への臨床実験は行われておりませんが、数千年食物としても利用されて来たマカの安全性は保障されておりますし、副作用もなくそれだけの恩恵があるのでしたら、試してみる価値は十分にあるかと思います。ちょっとお疲れ気味の方、疲労回復にもお勧めです!
■「マカ・エキス」
■「マカ500mg」
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