働きバチによって花のオシベから集められた花粉は、巣箱のなかで大事に貯められます。何と全世界の花の受粉の80%が、働きバチのお影で出来ているのをご存知でしたか?セッセと花から花へと花粉を集めているうちに、受粉をさせてあげているのです。
花粉には驚く程の栄養がある事を、昔の人も良く知っておりました。ノルウエーの伝説では、花粉の事を「永遠の生命の秘密」そして中東では「神の食事」と呼んでいました。
ちょっと古くなりますが1971年に開催されたミュンヘンオリンピックでは、フィンランドの中距離ランナーが、食事と一緒に花粉食品を摂取する事により、5000m走と10000m走で金メダルを取得するという記録を達成しました。以来、花粉食品は疲労回復、スタミナ増強、代謝促進作用から肥満解消に良い、「奇跡の食品」と呼ばれて注目されるようになりました。
旧ソビエトでも花粉食品のスタミナと効き目が、絶賛されて、20年以上もスポーツサプリメントとしてトップアスリートの間で使用されていたのです。(ドーピング疑惑が浮上する現在のオリンピックとは違い、数十年前までは健全でしたね。)
栄養タップリの花粉ですが、一体何が含まれているのでしょうか?それは、22種類のアミノ酸、バイオフラボノイド、天然の抗生物質、酵素、ホルモン、グルコサイド、ビタミン類、ミネラル類そして必須脂肪酸などです。
ヨーロッパで端を発し現在はアメリカでも研究されている事としては、前立腺肥大、前立腺炎など、前立腺のトラブルにも効果があるという事です。また精子の数を増やし男性起因の不妊にも効果があると言われております。
ラット実験では食欲を抑え、代謝を促進させ、身体を引き締めたという嬉しい結果も出ています。
これだけ素晴らしい花粉ですが、唯一の欠点は、アレルギーのある人に対してアレルギーを引き起こす可能性があるという事です。でもアレルギーのある人でも全くダメという訳では無く、少量からスタートをして様子を見ると良いでしょう。(カプセルのサプリメントの場合は、カプセルをあけて中のパウダーを少量召し上がって下さい。)毒を持って毒を制すの考え方で、アレルギー治療に花粉を使用している医師も沢山いますが、もしアレルギー治療を目的として摂取する場合は、やはり体の状態を診ながら量・摂取方法を調整してくれる、代替医療に明るいお医者様の管理下で行っていただける事をおすすめいたします。
■「花粉(ビー・ポーレン)」
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