グレープ種子エキスには、プロアンソシアニジンと言われる、植物性フラボノイドがたくさん含まれています。
プロアンソシアニジンは、カテキンとエピカテキンが構成成分のメインになった、植物フラボノイドです。カテキン、エピカテキンそしてグレープ種子エキスの場合は、没食子酸エステルの複合体が、プロアンソシアニジンまたはプロシアニジンを構成しています。これらのプロシアニジン重合体の事を、「OPCs」「PCOs」と呼び、OPCはオリゴメリン酸プロシアニジンを、PCOはプロシアニドリック・オリゴマーを略したものです。故に化学構成的な背景がちょっと異なった学術用語ではありますが、両方ともプロアンソシアニジンを指し、私達が気にしなければいけないのはその含有量です。
プロアンソシアニジンは、非常に強力な抗酸化物質です。フリーラジカルのしつこく有害なアタックから、私達の全身の細胞・腺・器官を守ってくれます。そして、コラーゲン繊維を強くする作用もあり、美肌、血管壁、結合組織の強化にも役に立つのです。さらには前炎症物質であるプロスタグランジンを抑える事による抗炎症作用もあり、またガンをも抑えるとも言われております。
OPCやPCOを含む商品は、「グレープ種子エキス」だけではなく、フランス松の樹皮から抽出された、商標登録商品の「ピクノジェノール」もあります。両者に含まれるOPCは、同様の構成・機能を持ちます。しかしながらピクノジェノールには80〜85%のOPCが含まれているのに対して、グレープ種子エキスには約92〜95%のOPCが含まれている事と、またグレープ種子エキスの方が、価格的には安い商品が多いという事から、グレープ種子エキスの方に、軍配があがっているようです。
■「TRU-OPC‘S」
■「ピクノジェノール」
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