準必須アミノ酸であります「アルギニン」は体内で生成されますが、また日常の食事からも摂取して、体内でダイエットサプリメントやスポーツサプリメントなどにも使用されているように、脂肪燃焼と筋肉形成をサポートする働きがあります。
アルギニンは、一酸化窒素(NO)の合成を促します。この一酸化窒素は、体内では、心臓血管機能、免疫システム、神経機能などにおいて非常に重要な役割を果たします。血小板の粘度を下げる、血管の拡張、そしてフリーラジカルの発生を抑えるなどの作用から、しばしばアテローム性動脈硬化、高コレステロール値、そして様々なタイプの心臓血管病の治療にも使用されています。また血管拡張作用を注目して、EDの治療にも役に立つのではという研究が行われております。アルギニンは、精子の数を増やし、また動きを活発化にしますので、男性不妊にも役に立つであろうという調査結果もあります。
アルギニンは免疫機能を強化し、傷やヤケド、そしてあるタイプのトラウマ(精神的外傷)にも効力を発揮し、現在はガン、エイズ、HIV感染の治療に向けても研究中です。
また量を増やして摂取すると、成長ホルモンレベルを高めるので、アンチエイジング効果があります。勿論アスリート達の中では、筋肉増強と脂肪燃焼に役に立つという事で、相乗効果のあるアミノ酸のオルニチンなどと一緒に、かなり前から愛用されてきております。
ロナルド・アベル博士などは、アルギニンの効果を得るためには1日5〜10gを、そして男性不妊や心臓血管の改善を目的とした場合は1日15gを摂取するのを勧めています。(しかしながら、現在治療中の患者さんは、かかりつけのお医者様に相談してから摂取していただけますようお願いいたします。)
素晴らしい働きをする、アルギニンではありますが、単純ヘルペスウイルスを活性化する作用もありますので、特に口腔ヘルペスにかかりやすい方の摂取は、残念ながら避けた方がよいでしょう。
■■アルギニン
■■オルニチン
アルギニンと一緒に働き、脂肪燃焼を促します。
■■ステミュリン
アルギニンではないのですが、アルギニンの生成に関係のあるシトルリンが原材料で、一酸化窒素の生成を促し、スタミナアップやED気味の方のお役に立ちます。
■「アルギニン」
■「オルニチン」
■「ステミュリン」
|