スポーツに精を出したり、筋トレやジョギング、マラソンなどの定期的な運動をすることは、筋肉を強化し、体を引き締め、さらには頭を鋭く保っておくのには、すごく良い方法です。しかしながら、前にも述べたように、エクササイズには否定的な側面があるのです。体を激しく鍛えれば鍛えるほど、それに伴い体を損傷する可能性は高まります。それは単なる筋肉痛や捻挫、骨折といったものに留まらず、絶え間なく関節に衝撃を加えることによっては、挙句の果てには変形性骨関節症を発症させる危険性が増加することを言っているのです。40-50歳になってから苦しむ膝の痛みや損傷は、若い時の体の酷使や誤った運動によってなされるのです。
MSMは、そうしたエクササイズのマイナス面に対して守る働きをもったサプリメントです。MSMは、自然にどこにでも存在する硫黄の一種で、人体にも最も豊富に存在するもののひとつでもあります。MSMは、牛乳やコーヒー、お茶、チョコレート、緑野菜など、多くの食物にも含まれますが、調理過程で簡単に壊れてしまいます。数千年もの間、硫黄は治療薬として用いられてきました。今日、人々は関節炎や傷や筋肉痛を治すために硫黄を多く含んだミネラル・ウォーターを飲んでいます。
MSMに含まれている硫黄は、コラーゲンや他の組織を形成し、酵素・ビタミン・アミノ酸を生成し、タンパク質を組み立てる等の健康な細胞を作るのに重要なものです。最近の研究では、サプリメントとして多量にMSMを摂れば、炎症を緩和し、治癒させる天然の痛み止め薬として働くことが知られています。
『MSMミラクル』の著者であるロナルド・M・ローレンス博士によって監督された予備研究では、MSMを摂ることによって、関節の損傷を治癒するスピードを速めたことが報告されています。24人の患者を2重盲目実験で、半数にMSMを与え、残り半数に偽薬を与えました。実験を厳密にするために患者と医者の両方にどの患者にMSMが与えられたのかもわからないようにしました。両方のグループ全員にカイロプラクティック療法や超音波治療、筋肉刺激を含む同じ治療法が為されて、同様に医者が検診するようにしました。偽薬を摂った12人のグループでは、症状が軽減された、あるいは目覚しく良くなったと自覚したのが、わずかに4人であるのに対して、MSMを摂った残り12人の患者では、7人もの患者が、彼らの症状が軽減された、あるいは目覚しく良くなったと報告しました。さらには偽薬を摂った人が平均5.25回医者に通ったのに対して、MSMを摂っていた人は、平均3.25回しか通院しませんでした。
MSMはまた、激しい肉体酷使の後の体の修復を速めるのを助けることもわかっています。最近の研究では、MSMを摂ってもらったマラソンランナーでは75%まで体の修復時間を短縮できたと述べています。MSMは運動後の痛みを取り除くことはできませんが、過度の運動や関節・筋肉の損傷による痛みを減少させるのには非常に効果的であるようです。
MSMは、急性の炎症を癒すだけでなく、変形性骨関節症の強力な治癒効果があることも認められています。MSMの主要研究者のひとりでもあり、オレゴン健康科学大学の外科医学教授であるスタンレー・W・ヤコブ・ゲーリンガー教授が、12人の変形性骨関節症患者を対象とした実験で、患者に痛みの減少が起きる1日2400mgまで投与することを試したが、鎮痛薬で生じるような胃腸への負担や潰瘍は起きなかった。
MSMが変形性骨関節症に対して効果があることを示す実例は他にもあります。生後2〜5ヶ月のハツカネズミに3%のMSMを溶かした水を毎日与えたが、関節の軟骨が退化率はただの水だけを与えたネズミの50%以下でした。もし同様のことが人間にも起こるのであれば、MSMは、関節軟骨の再生を促し、関節炎の痛みを抑えるばかりか、関節そのものの老化(擦り減り)への効果も期待できます。
またお肌を滑らかに保つ作用もありますので、最近では、自然派志向の化粧品の中にも、よく配合をされております。
■■MSM
MSMの1日の摂取目安は、1000mgから3000mgですが、もう既に関節に痛みがある方が摂取するには、2,400mg以上が良いでしょう。また、MSMはビタミンCと一緒に摂ることで吸収を高めることがわかっています。
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