軽い吐き気や気分が悪くなる「つわり」の症状が妊娠時に表れるのは、ごく一般的な事なのですが、その症状が重くなり、吐き気や、めまいなどで日常生活に支障を来たす「妊娠悪阻(にんしんつわり)」の場合は、脱水症状や電解質平衡異常を起こしますので、一刻も早く病院に行って下さい。
カリカリとしたクラッカーを食べて水分を摂り、そして固形の食べ物をちょこちょこと食べる方法が、お医者様に「つわり」の時、良く勧められる対処方法です。
お肉や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸は、つわりの症状を悪化させますので、あまり食べないほうが良いです。ハーバード大学の研究によりますと、チーズバーガー1個もしくはコップ3杯の牛乳を摂取した場合に摂取する飽和脂肪酸の量で、つわりの症状が悪化する可能性が3倍になるという事です。つわりの症状が全く無い、もしくは軽い人も、症状を悪化させる恐れのある、飽和脂肪酸を多く含む食品は食べないように気をつけて下さい。
つわりの症状を改善させる働きがあるのは、ビタミンK、CとビタミンB6とハーブのジンジャー(ショウガ)と言われております。ビタミンKは5mg、ビタミンCは500〜1000mgそしてビタミンB-6は、1回10-25mgを一日3回という摂取量、摂取方法をバーニー医学博士は勧めております。(しかしながらこのビタミンKの摂取量はメーカーの摂取目安よりかなり多めになっておりますので、この量をお召し上がりになる場合はお医者様にご相談なさって下さい。)
乗り物酔い防止の成分として有名なジンジャー(ショウガ)は、つわりの場合も吐き気、胸焼けなどの症状を緩和する働きがあります。サプリメントで摂取する場合は1日1gを超えないように気をつけて下さい。1回250mgを1日4回まで、そして長期間ではなく短期間の摂取をするようにして下さい。
■「ビタミンK」
■「ビタミンC+ローズヒップ」
■「ビタミンB6」
■「ジンジャー(ショウガ)」
|