甲状腺は、喉ぼとけの下にある器官です。甲状腺では、甲状腺ホルモンが分泌されています。甲状腺ホルモンは、さまざまな代謝をスムーズにする、身体の発育や成長を促がす、体温や呼吸の調節など、人間が健康に生きていくために基本となるホルモンです。甲状腺ホルモンは、多すぎても、少なすぎても弊害をもたらします。
甲状腺ホルモンが少ない場合を、「甲状腺機能低下症」と呼びます。甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、代謝も落ちてしまい、その結果、体重増加や体温の低下、だるい、無気力、疲れやすい、便秘、疼痛などの症状が出てきます。
甲状腺で分泌される主なホルモンは2種類あります。
『チロキシン(T4)』・・・サイロキシンとも呼ばれ、活性化型甲状腺ホルモンのトリヨードチロニンの生成に関与します。ヨウ素を4つ含んでいるためT4とも呼ばれます。
『トリヨードチロニン(T3)』・・・ヨウ素を3つ含んでいるためT3とも呼ばれます。
シンセロイドやレヴォソロイドのような合成の甲状腺医薬品のほとんどが、100%のチロキシン(T4)です。体内で、チロキシンからトリヨードチロニン(T3)がスムーズに生成される方にとっては、これらの合成医薬品は有用でしょうが、甲状腺機能低下症患者の多くはT3があまり上手く作られません。低下症の場合は、T4だけでなくT3も配合されているものをご選択いただくほうがよろしいでしょう。また、医薬品の代替として、ヨウ素やセレニウムなどのミネラル、そしてアミノ酸が甲状腺ホルモンの正常な分泌に欠かせないため、毎日の補給を心がけましょう。
低下症の初期には、慢性的な疲労感、筋肉痛、関節痛、月経量の増加、便秘、コレステロール値の上昇、体重増加、手足の冷え、皮膚や髪の乾燥などがありますが、これらの症状が直接、甲状腺機能の低下から起因されていると推測する方はあまり多くいません。最近は血液検査で簡単に甲状腺ホルモン量を計測できるようになりましたので、初期症状の段階で、病気が発見されやすくなりました。まずは、おかしいなと思ったら病院で診断をしてもらいましょう。
甲状腺機能が低下している方は、さまざまな代謝が低下しているので、全身がむくみやすく、疲れやすくなります。代謝には糖質、脂質、タンパク質の代謝も含まれますので、これらの代謝が悪くなると、摂取エネルギーが消費されにくく太りやすくなります。それを改善するためにも、甲状腺ホルモンの分泌を促がすヨウ素をたっぷり含んだ魚介類や海藻を摂るようにしましょう!
◆◆「チロイド&L−チロシン」
甲状腺ホルモンの中でも熱量発生を促し、脂肪代謝率を高める働きがある「T3」を刺激して、脂肪燃焼を促進させるダイエット・サプリメントです。
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ヨウ素たっぷりの海藻ケルプとヨウ素自体を中心に組み合わせた商品です。「食欲抑制フォーミュラ」は、安全性に定評のあるホメオパシー・レメディーで、むやみに間食しないよう食欲をコントロールする新開発のサプリメントです。安心して確実に暴食を避けるウエイトロスを目指している方に、ぜひおすすめです。
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