遊園地やテーマパークに行くと必ず乗ってしまうのが、ジェットコースター。そうは言っても、怖がりな私は乗るとしても一回が限度なのですが。
あのスピードや高さが好きな方は、日に何度も乗っていますよね。
しかし、繰り返しでの乗りすぎはご用心!亀田総合病院(千葉県鴨川市)の神経内科部長である福武敏夫氏は、繰り返しの乗車が脳などに与える障害について警告を発表しています。
福武氏は、1998年以降に起きた、20歳代の成人3人のケースを発表し、最近のジェットコースターの過激化とともに、乗る回数を制限することで障害を回避するよう促がしました。
障害を起こした方は、一日に4〜10回以上乗っており、そのうち2人は硬膜下血腫を、もう1人は脊髄障害から知覚障害を乗車後に引き起こしていました。いずれのケースも、乗車中の強い重力や遠心力によって脳や血管が損傷を受けたことが原因と考えられています。
大人に比べ、お子様の場合は血管や脳の発達が未熟なため、これらの障害が起こりやすくなる可能性も指摘されています。
お子様を遊園地やテーマパークに連れて行く機会もあるかと思います。またスリル好きな方で、ジェットコースターに何度も乗られる方もいらっしゃいますが、乗りすぎは危険だという警告は忘れずに、この夏を楽しみたいものです。また、ジェットコースター乗車後に、体調不良が続いたら、医師の診察を受けて下さい。
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