日本人が最も多く発症するガンは、胃ガンと言われます。一方、大腸ガンは欧米人に多く見られるガンと考えられてきました。しかし、日本でも食事の欧米化などのため、近年、大腸ガンの発症率もますます増えてきたそうです。
ガンを遠ざけるための健康チップは、意外に身近にあります。例えば、大腸ガン予防に、1日コップ1杯以上の牛乳なんてどうでしょうか。この牛乳の効果を発表したのは、米ハーバード大学の研究チームで、研究は米国のガン関連医学誌「Journal
of the National Cancer Institute」で報告されました。
研究チームが米国および欧州における53万4000人を対象とした10件の追跡調査をまとめたところ、1日に約250ccの牛乳を飲む人の大腸ガン発症リスクは、1日70cc未満しか飲まない人に比べて15%も低かったのです。この要因は、主に牛乳に含まれるカルシウムによるものと考えられます。カルシウム不足だと、体内に侵入した細菌やウィルスを駆逐してくれる白血球の元気が弱まり、ガンへの抵抗力が低くなることが指摘されています。
カルシウムは、牛乳をはじめ、ひじきや小魚などの魚介類に豊富に含まれます。1日の所要量は、牛乳だとコップ3杯ほど(600〜700mg)が理想です。カルシウムは吸収されにくい性質を持っていますので、吸収しやすい形に加工されたサプリメントを活用される方も多いはずです。研究チームの報告では、カルシウムの1日摂取量が500mg未満の人に比べ、摂取量が増えるにつれて、大腸ガンの発生率はおおよそ20%低くなり、さらに700mg(丸干しイワシ2匹に相当)以上のカルシウムを摂取する人はガンリスクが26%も低くなることが判明しました。
その他、大腸ガンのリスクを下げるには、赤い肉を控え鶏肉や魚を中心にし、野菜や果物、豆、海草、キノコ類を十分摂取し、毎日体を動かすことが重要です。またアルコールを控え、タバコを吸わないこと。これらは、大腸ガンの予防に役立つだけでなく、他のガン予防や、心臓病、脳血管障害、糖尿病などの予防にも役立ちます。
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