アテネ五輪も幕を下ろしましたね。連日、テレビ観戦に夢中になり、気づくと寝る時間も3〜4時間という生活パターンが当たり前のようになってしまった私ですが、睡眠時間を削っての応援が続きましたので、最近はお昼近くになるとあくびをかみ殺すのに必死です。けれども、オリンピックのおかげでこの夏は前年よりも楽しいものになりました。
人間の体には体内時計が備わっています。私のように夜更かし好きや夏休み中の方は、この体内時計が乱れがちになると言われます。
地球の1日が24時間なのに対し、人間は25時間を1日として生活を営み、体の多くの機能に活動と休息のリズムを与えています。普段、私たちが暮らしているこの世界は1日24時間が基本ですが、このズレを調整してくれるのが体内時計なのです。
この体内時計が乱れると肥満になりやすくなると解明したのは、帝京大学と産業技術総合研究所が合同で行なった動物実験です。脳の満腹中枢を刺激し、満腹感を認知して「食べたい!」という欲望を抑制する血中の満腹物質は、咀嚼の回数や食事の他に、体内時計からも影響を受けることが解明されました。
生活リズムが普段とは異なり、乱れると太りやすくなる−。両者の関係がより詳しく分かれば、効果的なダイエット方法も見つかる可能性もあるとか。まずは、少しずついつもの生活に体を慣らしていき、朝日を積極的に浴びて体内時計をリセットすることが大事ですね。
■■「バイオアクティブB-12」
睡眠覚醒リズム障害に効果があると期待されるビタミンです。深い睡眠を増やす効果とともに、朝の目覚めを改善するとされます。
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