ワカメやコンブ、モズクなどの海藻類がもつぬるっとした成分の正体は、『フコイダン』と呼ばれるものです。もし、あなたが胃潰瘍でもないのに「胸焼けがする」「胃が痛い」「食欲がわかない」などの胃の不定愁訴で悩んでいたら、『フコイダン』を試してみてはいかがでしょうか。
■フコイダン・・・日本人の4人に1人が罹る「機能性胃腸症」に効果
胃カメラ検査を受けても異常は見つからないのに、慢性的に胃に不快感を感じる方が成人の4人に1人はいるそうです。胃ガンや胃潰瘍とは別の胃痛や胃のもたれ感を「機能性胃腸症」と呼びますが、フコイダンがそうした症状の改善に効果的なことが東京警察病院消化器センターとヤクルト本社の共同研究で分かったのです。その調査で300mgのフコイダンが入ったお茶を飲んだグループに関しては、「機能性胃腸症」患者の9割が胃もたれや胸焼けなどの改善を経験しました。
フコイダンは、もともとは海藻が自らを守るために作る成分です。例えば、潮の流れから海藻自身を乾燥から防いだり、微生物から守るバリア機能を発揮したりと海藻にとっては必要不可欠な成分なのです。こうした海藻特有の生理作用は、私たちの胃の健康維持にも効果的なことが明らかとなり、このたびの調査でも胃の排出機能を高める作用がフコイダンに認められるようになったのです。
■フコイダン・・・ピロリ菌退治もおまかせ!
フコイダンには、胃潰瘍や胃ガンの原因にもなると言われるピロリ菌を減らす働きもあります。11名にフコイダン入りのお茶を飲んでもらい、胃の中のピロリ菌量を調べたところ、除菌することが難しいといわれるピロリ菌が飲む前よりも減っていることが分かりました。
■フコイダン・・・モズクやヒジキよりも、サプリメントで補おう
フコイダンの主な供給源は、もちろん海藻類です。モズクやヒジキ、ワカメなどが挙げられます。しかし、モズクそのものを食べてもフコイダンの摂取量は低いと言う見解も紹介されていますので、せっかく摂るならフコイダンを人が摂取しやすい形にしたサプリメントで補うのが良いようです。
■「モディフィラン・フコイダン」
|