私達日本人は古来より食物繊維の豊富な食事を摂っていました。和食が理想的な食事とも言われている所以です。ただ最近、日本では食生活の西洋化が進み、高タンパク、高脂肪、低食物繊維の食生活に様変わりしてきました。食物繊維は1日20g〜25gを摂取するのが理想的ですが、現代の日本人は6〜11gほど不足しているのが現状です。身体をつくる材料やエネルギーとなる栄養素ではありませんが、大腸ガンを予防したり、便秘を解消したり、生活習慣病を予防したりと、私たちの健康を守るために重要な役割をする成分です。
それでは食物繊維についてご紹介いたします。
■食物繊維とは?
食物繊維は人間が消化できないもので、水溶性と不溶性に分けることができます。すべての野菜や果物に含まれています。西洋化してきた最近の日本人の食事では食物繊維の含まれる量が以前と比べ著しく低下してきています。食物繊維の少ない食事では便秘になりがちで、快適では無いだけでなく、健康にも影響を及ぼします。食物繊維をお手軽に摂れる食品として、玄米、豆、野菜そして果物などがあげられます。
【☆食物繊維の選び方☆】
●「水溶性食物繊維」〜善玉菌を増やす〜
コンニャク、ワカメ、ひじきなどの海産物、果物、サトイモなどに多く含まれています。ヌルヌルした性質で、水に溶ける性質です。体内で消化されず、腸内に届いたとき、善玉菌のエサになって腸内の環境を整えます。また、水溶性食物繊維には、腸内の成分の吸収を緩やかにする作用があるので、コレステロール値や血糖値を下げる作用があると期待されています。
●「不溶性食物繊維」〜腸内のお掃除役〜
根菜類、セロリ、レタス、キノコ類、大豆などに含まれています。水に溶けない性質で、水を吸収して便のかさを増し腸壁を刺激することで便秘の解消や大腸ガンの予防など消化器系を健康に保つのに役立といわれています。
■食物繊維ライフを焦らずにゆっくりと始めてみましょう!
今までのライフスタイルをガラッと変えるのは大変な事だと思います。もし食物繊維を多く含む食事をこれまでに摂っていなかったという方は、その中でも一番お気に入りのものから始めてみましょう。果物などはいかがでしょうか?ゆっくりと始めていきましょう。最後には健康というゴールが貴方を待っているはずですから!
■知っていましたか?食物繊維のこんな一面
◎胃に滞留する時間が長いので、満腹感が得られやすい
◎食物繊維自体が低カロリーであることから、ダイエットに有効
◎腸内を刺激して腸の運動を活発にし、便とともに有害物質の排出を促す
◎発ガン物質を排泄し、大腸ガン予防に貢献
◎食物繊維にはコレステロールを吸着・排出する作用がある
■「バードック・ルート」
■「シトラスペクチン・パウダー」
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