米国のテキサス大学で、転移性の乳ガン腫瘍を60匹のラットに注射した試験が実施されました。
乳ガン腫瘍が10ミリの大きさになったところで摘出手術を実行し、その5日後に手術を受けたラットの半数にクルクミン(ウコンの中心的な成分)入りのエサを与えつづけました。術後10日、17日、24日後には、クルクミン入りのエサを与えられたグループと通常のエサを与えられたグループそれぞれ15匹のラットに抗ガン剤を投与し始めました。
手術から5週間経過後、クルクミンの摂取も抗ガン剤の投与も受けなかったラットの96%が乳ガン腫瘍の肺移転が認められたのに対し、クルクミン入りのエサを与えられたラットについては、抗ガン剤だけの投与を受けたグループに比べて腫瘍の転移が著しく減っていることが分かりました。
さらに、クルクミンと抗ガン剤を同時に投与されたラットのグループでは、ほとんど腫瘍の転移が認められなかったという結果が報告されました。
今回の実験のなかで、クルクミンの作用の中に抗ガン剤がもつ副作用を抑える働きが認められ、抗ガン剤を使用する化学療法にハーブの補助的な活用が有用なことを示唆することとなりました。
お酒を飲む機会が多い方や食べ過ぎ・不規則な生活スタイルが招く生活習慣病が気になる方から支持されるウコンですが、医学の分野での貢献が期待できるはたらきが認められた実験結果でした。
(American Association for Cancer Researchより抜粋)
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