今回のニュースは典型的な日本人には当てはまらないかも
しれません。
しかし、食生活が欧米型になっている人には多大に当てはまる
内容です。
それは・・・
【 飲酒量の多い人はオメガ-3脂肪酸摂取が不足 】していると
いうニュースです。
深酒をよくする人は、そうでない人に比べオメガ-3脂肪酸の値が
低いことが示され、医学誌「Alcoholism: Clinical & Experimental
Research」8月号に掲載されました。
必須脂肪酸(EFA)は細胞の重要な構成材料となるもので、不足すると
成長発達障害、不妊をはじめ、さまざまな異常の原因となるといわれて
います。
多価不飽和脂肪酸のオメガ-6リノール酸(n-6 脂肪酸)と
オメガ-3リノレン酸(n-3 脂肪酸)は、EFAの中でも特に重要であると
されています。
今回の研究で、米国立アルコール乱用・依存症研究所(NIAAA)の
Norman Salem Jr.氏らは、全米保健栄養調査(NHANES)の一環として
収集されたデータを利用し、成人約4,200人を対象にEFAとアルコール
摂取量を詳細に比較検討したそうです。
その結果、特に男性では、飲酒量が多いほどEFA摂取量が
少ないことが判明しました。
酒を飲む男性は、主に魚から摂取される長鎖n-3脂肪酸が
少ないことから、魚を食べる量が不足していることが示唆されると
Salem氏は指摘しています。
アルコールは脳に持続的な悪影響を及ぼすが、脳にはオメガ-3脂肪酸の
供給が不可欠であるとSalem氏は言っています。大量飲酒をしがちな人や、
1日に平均1杯以上飲酒する人は、魚をもっと多く食べ、n-3脂肪酸を
しっかり摂取する必要があるでしょう。
さて、皆様どうでしょう?
「肴は炙ったイカでいい〜」なんて曲がありますが、日本人は
酒の席でもお刺身に焼き魚など【魚を】いっぱい食べていると思います。
和風の居酒屋に行けば、おいしそうな魚料理に溢れていますよね?
しかし、TGIフライデーズやハードロックカフェなど、
アメリカ資本のバー(?)にいくとガラッと替わります。
酒のつまみはフレンチフライに、チキンウイング、タコスに
ピザといった風。
もしこういった洋風のバーが好きな人はオメガ3脂肪酸を
もっと摂った方が良さそうです。
まぁ酒の肴がなんにしろ、飲みすぎは禁物ですけどね。
酒の肴は、ピザやチキン、フレンチフライじゃないと!と
いう人や魚が苦手な人はサプリメントで補給しましょう。
◆アクティブEPA(濃縮オメガ3脂肪酸)
◆青魚オイルEPA DHA(フィソール)
|