私が愛読（？）しているWebサイト、Yahooのヘルスケアに
またまた興味深いニュースが掲載されていました。
これまでの免疫の観念を覆してしまうように私は感じました。
細菌やウィルスなど防御の最前線は免疫システムのT細胞
だと考えられていましたが、じつはそうではないことが最近の
研究で示されているそうです。
▼新しく最前線だといわれているのが・・・皮膚に存在する物質です
皮膚の表皮には抗菌ペプチドが存在し、抗生物質のように
細菌を攻撃して死滅させる作用があるということです。
この「抗菌ペプチド」のよる防御パワーは、細菌やウィルスなどの
攻撃の99.5％を処理することができるそうです。
▼意外な弱点も・・・ それはストレス
ストレスによって皮膚感染症にかかりやすくなるメカニズムが
解明され、「The Journal of Clinical Investigation」という
米国医学誌に掲載されました。
従来は免疫システムのバランスの崩れというのが原因だと
されていましたが、今回は皮膚の抗菌能の低下が関与して
いると解明されました。
▼どんな研究で？
心理的ストレスを与えたマウスとストレスの少ない条件下に
置いたマウスと比べ、ストレスを与えたマウスのほうが細菌
に感染しやすいという事を突き止めたそうです。
ストレスを受けたマウスは、表皮に現れる抗菌ペプチドが
少なかったということです。
さらに、今回の研究では、ストレスによってグルココルチコイド
という物質の生産が増大することも判明したそうです。
グルココルチコイドが増大すると表皮の脂肪の合成を邪魔
してしまい、抗菌ペプチドが含まれる小胞という物質の分泌が
減少してしまい。皮膚障害を起こしやすくしてしまうとのこと
です。
そして、グルココルチコイドの生産を阻害すると皮膚の
抗菌能は正常にもどったということです。
やはりストレスは万病の源ですね。基本の栄養素をしっかり
補給するのはもちろんですが、ストレス対策もしないと
簡単に細菌やウィルスからの攻撃にやられてしまいます。
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