ブロッコリーの健康パワーに目をつけた研究者に
Johns Hopkins University School of Medicineのタラレー博士が
挙げられます。
ブロッコリーは、抗酸化作用や細胞保護などが1992年に発表され
人気を集めている野菜です。
アメリカでは、生のまま食べることもあるんですよ。
食習慣の違いとはいえ、ビックリしました。
さて、2007年のロイター通信社の発表によると、同博士が
ブロッコリースプラウト(新芽)に紫外線から肌を守る効果がある事を
発見したと報じています。
発芽したばかりのブロッコリーから抽出した物質(スルフォラファン)を、
お肌に塗布すると、それを使用していない場合にくらべ、皮膚の発赤や
損傷を30%以上軽減するということです。
マウスを使った実験では、この抽出物が紫外線による皮膚細胞の
損傷を防ぐ役割をもつこともわかったそうです。
これは、「日焼け止め効果」というわけではないそうです。
スルフォラファンは、サンスクリーンなど、日焼け止め製品のように、
UVを吸収したり皮膚に入らないようにはしません。
しかしながら、スルフォラファンは細胞の中で働き、皮膚を保護する
酵素の生産量をふやす効果があるとタラレー博士は論じています。
博士のボランティアの被験者を使った実験では、UVによる発赤や
炎症が37%減少したという結果もでたそうです。
しかしながら、実験の結果は下は8%から上は78%まで様々で
遺伝的な原因だったり、食生活だったりなどで容易に左右される
ということも付け足しています。
とはいえ、皮膚ガン研究対策の新たな可能性となるこの発表により、
近い将来ブロッコリーエキス入りのサンスクリーンが市場を賑やかす
ことは間違いないかなぁと思います。
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◆ブロッコマックス(スルフォラファン)
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