年末年始を海外で迎える方も多いかと思います。
ということで、今回は「エコノミー症候群」について書いていきたいと
思います。
その「名前」から、飛行機は絶対ファーストかビジネス！という
お金持ちの方々にはあまり関係の無いと思われていた病気かも
しれません。
でも、実際はファーストやビジネスに乗っていた方でも発症する
人がいるといわれています。
「エコノミー症候群」とは、飛行機の座席など長時間、同じ姿勢で
座ったままでいるとなってしまう病気です。
膝の裏あたりの静脈の血が流れにくくなり、血の固まりができて
しまい、それが血管を流れて肺に詰まってしまうのです。
特に飛行機の中は空気が乾燥しているので、気づかないうちに
体からたくさんの水分が失われ、静脈の血が固まりやすい環境
だといわれています。
これまでは、高齢の女性に多いといわれてきましたが、
旅行医学会で初めて行われた疫学調査では、30代から70代までの
幅広い年齢層で見られる事がわかったそうです。
男女比も、ほぼ【1：1】となっているそうです。
■防ぐにはどうしたら良い？
2〜3時間に1回は、機内を歩いたり、軽く屈伸運動をするといいそうです。
また、座ったままシートベルトを緩めて、足をこまめに動かすことも
おすすめします。
また、水分を適度にとる事も重要です。1時間にコップ半分くらいの
水やジュースで水分補給すると良いですね。
そして、体を締め付けるような服装は避けましょう！
■エコノミー症候群になりやすい方とは？
中高年で血管の内側が傷みはじめている方
以前に血栓（血液が固まる等）が、できたことのある方
大きな手術をした方や骨折直後の方
生活習慣病の方
妊娠中の方
50歳以上の女性
ホルモン剤（経口ピル等）を飲んでいる方
が、なりやすいといわれています。
様々な要因がエコノミー症候群を引き起こしてしまう因子
となりますが、まずは血液ドロドロなど生活習慣対策を
しっかりしておくことが予防の第一歩です。
そして楽しく旅行を楽しんでくださいね！
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