アメリカのマサチューセッツ州にあるTufts大学、
USDA Human Nutrition Research Center on Aging
(老化に関する人類栄養学センター)の研究で、ビタミンB群不足と
認知障害の関係性についての報告が発表されました。
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実験ではマウスを用いています。
葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6の3つのビタミンBが
欠乏した食事を与えられたマウスでは、脳内毛細血管の
長さや密度の減少がみられました。
その結果、空間認識力や記憶といった部分で、通常のマウスに
比べて衰えていたということです。
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さらに、ビタミンB群が不足した食事を与えられたマウスでは、
通常の食事を与えられていたマウスに比べ、ホモシステイン
(悪玉アミノ酸)の血中レベルが7倍ほど高くなっていたことも
発見されました。
ホモシステインは、アミノ酸のメチオニンが体内で分解されて
つくられます。ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12が十分にあれば、
ホモシステインは再びメチオニンに転換されますが、不足して
いる場合は、血中濃度が高まります。
ホモシステインの増加は、コレステロールや血圧など循環器系に
悪影響を与えるといわれています。
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研究者のTroen助教授によると、ホモシステイン自体が
認知障害の原因であるとは言い切れないということです。
しかしながら、ビタミンB群の欠乏がホモシステインレベルの
増加につながることは明らかのようです。
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最近物忘れがひどくなったとか、道に迷いやすくなった
ということはありませんか?
年齢のせい・・・とあきらめる前に、
ビタミンB不足を疑ってみるのもいいかもしれません。
■ビタミンBを多く含む食品 (^^)/
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ビタミンB1:豚肉、豆類、レバー
ビタミンB2:レバー、卵、大豆、乳製品
ビタミンB6:かつお、まぐろ、レバー、肉
ビタミンB12:魚介類、レバー
ビタミンB群という名前をもつように、8種類のビタミンBと
その仲間は、それぞれがお互いに助け合うことでパワーを発揮します。
1つでも欠けてしまうとバランスが崩れ、そのチカラが
十分に発揮できないといわれています。
食事から全てのビタミンB群を摂るのは、意外と難しいこと
かもしれません。
とくに、肉や魚をあまり食べない人、レバー嫌いな人は
不足しがちな傾向にあります。
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